2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆英文法 - (後)
石川 彰
○講義概要
伝統的な英文法の構成を概観しながら、日本人が英語を使うときに必要な英文法の知識はどのようなものかを考えるコース。認知言語学や言語類型論からの知見を加味しながら、英語の全体像を把握するためのさまざまな考え方を紹介する。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(20%)、レポート(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(30%)
出席日数が足りないと期末試験を受けることができない。
○テキスト
プリントを用意する。
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1伝統的な品詞分類に沿って各品詞ごとの形態的、意味的特徴、主要な文法的な事項を概観する。
2英文法の構成を合理的に理解するために認知言語学や言語類型論で明らかにされた言語一般に関する知見を使って、英文法を構成する部分同士が互いに脈絡がつくような考え方を紹介する。
3初学者向けの英文法と学習が進んだ学習者のための英文法とを較べて、後者で必要とされる事項は何かを考えていく。
4伝統的な品詞分類ではそれぞれの品詞の主要かつ典型的特徴を挙げるが、各品詞内で語がどのように振舞うかをできるだけ正確に掴むため、語彙を概念的に分類する方法を検討する。

  

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