2006/02/21更新
○講義概要 |
民法の総則部分(法人、時効は民法Bで取り上げる予定)を中心とする解釈学の講義である。民法典は、総則、物権、債権、親族、相続と5つの編で構成されており、ここでは、総則の部分を中心に講義をおこなう。ただし、総則の問題だけを取り上げるということは困難で、他の部分にも、触れざるをえない。その際はなるべく説明をしていくつもりである。法律の解釈はこれまでほとんど学んだことのない分野と思われるので、はじめに入門的なことを取り上げ、また、授業ではなるべく具体的な事例や判例をあげて説明していく。なお、後期に民法Bも履修することが望まれる。(カリキュラム上、ABにわかれているが、内容的には両方で1つの科目と考えて欲しい)
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○評価方法 |
出席状況(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
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○テキスト |
テキスト(教科書)として下記のものを使用するが、民法(法律)を学ぶうえでは、教科書とともに、六法が必ず必要である。授業においても、必ず持参すること。また民法は、平成17年4月から、現代語化された新しい民法典が施行されている。六法も教科書も新しいものが必要である。なお、六法は、ポッケット六法(有斐閣)あるいはディリー六法(三省堂)など小さな版のものでよい。 奥田昌道・安永正昭編『法学講義 民法Ⅰ 総則』 悠々社 2005年10月
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○参考書 |
民法を学ぶうえで、判例(最高裁判所の判決など)は欠かせない。授業においても、たびたび紹介する。重要な判例をコンパクトにまとめ解説が付されているものをもっていると便利である 星野英一・平井宜雄・能見善久編『『民法判例百選Ⅰ総則・物権[第5版]新法対応補正版』』有斐閣 2005年4月 奥田昌道・安永正昭・池田真朗編『判例講義 民法1 総則・物権(補訂版)』悠々社 2005年4月 内田 貴『民法1 総則・物権総論(第3版)』有斐閣 2005年8月
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○授業計画 |
1 | はじめに 民法とは 講義の内容、計画、注意など |
2 | 民法序説(民法の歴史、基本原理 民法の解釈、適用) |
3 | 契約 意思表示1 |
4 | 意思表示2 |
5 | 法律行為1 |
6 | 法律行為2 |
7 | 法律行為3 |
8 | 自然人1 |
9 | 自然人2 |
10 | 代理1 |
11 | 代理2 |
12 | 代理3 |
13 | まとめ |
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