2006年度上智大学シラバス

2006/03/07更新
◆産業論Ⅱ - (後)
原 早苗
○講義概要
産業社会のなかで「消費者」の存在をどう位置づけるか、市場において消費者が占める位置、果たす役割は大きい。
19世紀に誕生したといわれる「消費者」は、事業者と消費者の力の格差の観点から「保護される消費者」として登場した。しかし、現在の規制改革路線のなかで「自立する消費者」像も求められている。
消費者運動の現場に長くいました。
具体的な事例をもとに消費者問題についての理解を深めるとともに、これからの消費者が果たす役割について考える。
○評価方法
出席状況(30%)、レポート(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(50%)
○テキスト
特にありません
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1「消費者」とは何か
2消費者問題・消費者運動の歴史
3表示・広告から考える事業者とのコミュニケーション
4安全はどう守られているのか(BSE問題から考える)
5契約トラブルの増加を考える
6規制改革と消費者
721世紀の消費者政策(消費者基本法の制定など)
8消費者の目から見た金融(1)
9消費者の目から見た金融(2)
10消費者の目から見た情報・通信
11消費者が取り組む環境問題
12これからの消費者
13試験

  

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