2006/02/24更新
○科目サブタイトル |
資本市場の意義と実態~資源配分とリスク負担~
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○講義概要 |
資本市場で取引きされる金融商品,例えば株式や債券などは,それ自体に直接的な利用価値がある訳でなく,将来受け取ることができる現金にその価値基盤を置いている.すなわち,金融商品の商品内容は将来の現金であり,その品質は,いわゆる「リスク」と言われるもので表わされる.本講義では,資本市場に関する記述的分析を基にその実態を概説し,資本市場をリスク取引きの場と考える方法を示す.なお,講義にあたっては,PC(主にExcelを想定)を利用した演習を適宜行う.
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○評価方法 |
出席状況(15%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(25%)、レポート(50%)
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○テキスト |
特に指定しない.適宜プリントを配布する.
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○参考書 |
高森寛「現代ファイナンスの基礎理論」(東洋経済新報社), 榊原茂樹・他「証券投資論」(日本経済新聞社), 井手正介・高橋文郎「経営財務分析」(日本経済新聞社), 「金融マーケット予測ハンドブック」(NHK出版), 小峰みどり「証券アナリストのための数学入門」(ビジネス教育出版社), 菅民郎「Excelで学ぶ統計解析入門」(オーム社).
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○授業計画 |
1 | 資本市場の意義と分類(概論) |
2 | 資本市場の変遷(日本と諸外国) |
3 | 企業の意義と意思決定のメカニズム |
4 | 貨幣市場と債券市場の定量分析(記述的分析を中心に) |
5 | 株式市場の定量分析(同上) |
6 | 外国為替市場の定量分析(同上) |
7 | 不動産市場の定量分析(同上) |
8 | 資本市場と他市場(労働市場,財市場)との関係 |
9 | 資本市場の意義:再論(リスク負担の観点から) |
10 | 金融派生商品の意義と定量評価(記述的分析を中心に) |
11 | 保険の意義と定量評価(記述的分析を中心に) |
12 | 効率的市場仮説 |
13 | 機関投資家の意思決定メカニズム |
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