2006年度上智大学シラバス

2006/02/20更新
◆日本経済史Ⅱ - (後)
鬼頭 宏
○科目サブタイトル
近代経済成長の軌跡
○講義概要
21世紀の日本経済は人口減少によって、困難な状況がより深まると懸念されている。この講義では、19世紀末期以後の1世紀間に日本経済の歩みを概観し、近代経済成長の軌跡を検討する。授業では講義を中心とし、数回、リアクションペーパーで統計的考察レポートの提出をさせる。授業と平行して受講生はプロジェクトの作成を進める。今年度はプロジェクトのテーマは「産業遺産」とする。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(35%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(35%)
○テキスト
中村隆英『『日本経済—その成長と構造』第3版』 東京大学出版会 1993
○参考書
西川俊作・尾高煌之助・斎藤修編著『『日本経済の200年』』日本評論社 1996
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
11(10/ 5) 序 近代成長における技術の役割
22(10/12) 1 長期趨勢 (1) 成長と景気変動
*プロジェクト課題発表
33(10/19) (2) 産業構造と就業構造
44(10/26) (3) 貿易と国際収支
55(11/ 9) Ⅱ 発展の軌跡(1) (1) 明治前期の経済変動
66(11/16) (2) 工業化の始動
*プロジェクト企画書の提出
77(11/30) (3) 戦間期
88(12/7) (4) 戦時経済
99(12/14) Ⅲ 発展の軌跡(2) (1) 戦後復興
1010(12/21) (2) 高度成長
1111(1/ 9) (3) 安定成長
1212(1/11) (4) バブル経済
1313(1/18) Ⅳ 21世紀:人口減少社会における経済の課題
*プロジェクト報告書提出

  

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