2006年度上智大学シラバス

2006/02/20更新
◆日本経済史Ⅰ - (前)
鬼頭 宏
○科目サブタイトル
前近代成長とその限界
○講義概要
21世紀の日本は、人口減少と経済の低成長に特徴付けられる成熟社会である。よく似た状況が江戸時代後半の1世紀にも見られた。本講義ではこの時代に焦点を当て、一見すると停滞していたと思われる時代に、新しい経済社会への転換にとって欠かすことができない、重要な変化が起きていたことを指摘する。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○テキスト
鬼頭 宏『『文明としての江戸システム』(日本の歴史・第19巻)(第2刷以後)』 講談社 2002
○参考書
西川俊作『『日本経済の成長史』』東洋経済新報社
岡崎 哲二『江戸の市場経済』講談社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
11(4/13)序 日本経済への歴史的接近
22(4/20)I 経済社会の成立(1)経済社会化
33(4/27) (2)幕藩体制と国際環境
44(5/11) (3)経済循環構造
55(5/18)II  数量的接近(1)人口
66(5/25) (2)開発と農業発展
77(6/ 1) (3)貨幣と物価
88(6/ 8)    (4)プロト工業化
99(6/15)III 領主経済と民間部門 (1)幕府の経済政策・1
1010(6/22)    (2)幕府の経済政策・2
1111(6/29)    (3)藩と地方経済
1212(7/ 6)    (4)幕末の経済発展
1313(7/13)まとめ:江戸時代の遺産

  

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