2006年度上智大学シラバス

2006/02/13更新
◆国際関係特殊講義Ⅱ(外交政策) - (前)
市川 とみ子
○講義概要
①戦後日本外交史とその転換点、戦後60年を経た現在の課題について概観した後、②国連を様々な側面から考え、③変化する国際社会の中での新たな外交の姿を、地域統合や「ソフトパワー」を中心に検討する。
いずれのテーマについても、講師(国連(PKO)勤務経験のある現職外交官)の実務上の経験を踏まえ、理論より現実に即した説明に重点を置く。また、学生との自由な意見交換を重視する。
○評価方法
授業参画(20%)、レポート(80%)
評価はレポートを基本とし、授業参画をプラス要因として最大20%の範囲で考慮する。
○テキスト
テキスト、参考書は特に指定しないが、講義の中で随時役に立つと思われる参考文献を紹介する。(講読は全く任意。)
○他学部・他学科生の受講
可 (外交、国連に関心のある学部生・院生の受講を歓迎。)
○授業計画
1講義概要、イントロダクション
2戦後国際関係史・日本外交史概観
3日本外交の転換点①:湾岸危機からPKO参加まで
4日本外交の転換点②:米同時多発テロからイラク戦争まで
5戦後60年:「過去の問題」と現在の課題
6国連を考える①:国連の限界と可能性
7国連を考える②:平和維持と平和構築
8国連を考える③:日本と国連
9地域統合と地域協力①:欧州連合(EU)の挑戦
10地域統合と地域協力②:東アジア共同体に向けて
11「ソフトパワー」とパブリックディプロマシー
12以降未定

  

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