2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆国際関係法特殊講義Ⅲ(日本の安全保障政策) - (前)
水越 英明
○講義概要
第二次世界大戦後の国際情勢の変遷や国内世論の変化に伴い日本の安全保障政策がどのようにかわってきたかを講義する。その過程で特に日米安保体制の役割、日本の国連平和維持活動への参加、国際テロ対策への貢献等について講師(元外務省総合外交政策局国際テロ対策協力室長及び総合外交政策局国際平和協力室長)の実務上の経験も踏まえながら説明を行なう。
○評価方法
授業参画やレポートを総合的に勘案して評価する。
○テキスト
赤根谷達男・落合浩太郎編『日本の安全保障』 有斐閣・2004年4月1日
朝雲出版社編集局『平成18年版防衛ハンドブック』
○参考書
講義の中で示す
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講
可 (他学部や大学院生の受講も歓迎)
○授業計画
1イントロダクション、安全保障の考え方
2日米安保体制1(日本の再軍備と日米安保体制の成立)
3日米安保体制2(安保改定から沖縄返還)
4日米安保体制3(デタントから新冷戦期の日米安保と防衛計画の大綱)
5湾岸戦争と日本の安全保障政策
6日本のPKO政策1(国際平和協力法の成立とカンボジア和平)
7日米安保体制4(北朝鮮の核疑惑と日米防衛ガイドライン)
8日本のPKO政策2(東チモールへのPKO派遣と平和構築)
9日本の国際テロ対策1(9.11同時多発テロへの国際的対応)
10日本の国際テロ対策2(東南アジアにおけるテロと日本のテロ対策)
1111回目以降は日本の安全保障政策に関する討論を行なうとともに学生の関心に応じたテーマについて補足的に講義

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター