2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆法律学特殊講義Ⅰ (国際人権法) - (前)
矢島 基美
○講義概要
第2次世界大戦後、国際条約の締結による人権保障という理念およびその実践が著しい進展をみせた。一般に「人権の国際化」として説かれているこの動きは、人権保障を切り口にして国家の枠組そのものを揺るがすものでもあり、わが国にも少なからぬ影響を及ぼしている。本講は、このような動きを踏まえつつ、国際的な人権保障の今日的な法制を俯瞰し、人権保障の意味について改めて考えてみようとするものである。
○評価方法
レポート(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(90%)
○テキスト
追って指示する。
○参考書
講義のなかで、適宜、紹介し、指示する。
○必要な外国語
特に要しない。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス:「国際人権法」とは
2国際人権法の歩み
3国際連合の人権保障制度1-国連憲章と国際人権章典
4国際連合の人権保障制度2-その他の主要な国連人権条約
5国際連合の人権保障制度3-国連憲章に基づく機関
6ヨーロッパにおける国際人権保障制度1-ヨーロッパ人権条約概観
7ヨーロッパにおける国際人権保障制度2-ヨーロッパ人権条約の実施措置
8ヨーロッパにおける国際人権保障制度3-個別の問題
9その他の地域における国際人権保障制度-アメリカ、そして、アフリカ
10日本と国際人権1-国際人権条約の受容
11日本と国際人権2-個別の問題(1)
12日本と国際人権3-個別の問題(2)
13人権関係NGO

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター