2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆消費者法 - (後)
辻 伸行
○講義概要
消費者法の基本的理解を得ることを目的とする。消費者の保護を目的とする法規制は私法にとどまらず,行政的規制など広範囲に及んでおり,その全体像を理解することが重要である。講義の内容は,消費者法の歴史,基本原理,消費者契約法,消費者行政,消費者保護の実現などである。なお,受講に際しては,予習をしてくること。
○評価方法
後期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
○テキスト
後藤巻則、村千鶴子、齋藤雅弘『アクセス消費者法』 日本評論社,2005年
○参考書
大村敦志『消費者法〔第2版〕』有斐閣、2003年
日本弁護士連合会編『消費者法講義』日本評論社、2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1消費者問題と消費者法
2消費者契約法(1)
3消費者契約法(2)
4特定商取引法
5消費者信用取引とその適正化
多重債務者の救済
6不動産関連取引と消費者保護
7利殖・投資取引とその適正化
8悪徳商法とその規制
9約款と消費者保護
10消費者の安全の確保――欠陥商品による被害、製造物責任法
11市場の公正と消費者の利益保護
12消費者政策と実効性確保――消費者行政の仕組みと消費者の権利実現
13まとめ

  

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