2006年度上智大学シラバス

2006/02/28更新
◆国際法各論 - (後)
村瀬 信也
○科目サブタイトル
国際法各論
○講義概要
本講義では、国際法総論の後をうけて、主に、「条約法」と「国家責任法」について講義する。いずれも、古くから国際慣習法として形成されてきた分野であるが、近年、国際関係の緊密化を反映して、根底的な変革を遂げつつある。両分野とも、理論的・技術的に高度な内容を含み、関連の国際判例を読み込んで理解することが必要である。条約集と判例集は必携。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○テキスト
山本草二『国際法〔新版〕』 有斐閣 最新版
山本草二,古川照美,松井芳郎/編『国際法判例百選』 有斐閣 2002年
大沼保昭/編集代表『国際条約集 2006年版』 有斐閣 2006年
○参考書
村瀬信也『国際立法』東信堂 2002年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1序に代えて-現代国際法の潮流
2条約法の特質、条約の締結と効力発生
3多数国間条約と留保、解釈宣言
4条約の第三国に対する効果
5条約の解釈
6条約の無効原因
7条約の停止・終了
8国家責任の成立基盤、国家責任条約草案
9責任の発生要件
10私人の行為の国家への帰属
11違法性阻却と責任阻却
12対抗措置
13責任の解除
14総括と展望

  

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