2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆比較経営社会学 - (前)
渡辺 聰子
○講義概要
この講義では、経営組織の国際比較のための理論的な枠組を提供し、これらの枠組を用いて、国際比較の視座から、現在多くの企業が直面している諸問題を分析する。扱う地域は、日本、米国、EU、アジアなどで、扱う問題は、価値観の変容、新しい仕事意識と個人主義、モティベーションと自己表現、人事管理とキャリア設計、日本型・欧米型組織管理のパラダイムとコンセプト、コミュニケーション、意思決定、企業の海外進出にともなう諸問題、などである。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(15%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○テキスト
渡辺聰子『生きがい創造への組織変革』 東洋経済新報社 1994年・2004年
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1序論、講義要項の説明
2組織の国際比較のための理論的枠組:社会科学における国際比較研究の意義
3組織の国際比較のための理論的枠組:収歛論と異質論
4組織の国際比較のための理論的枠組:進化モデルVS比較モデル
5日本型経営とその歴史的背景
6日本型経営とその歴史的背景
7欧米型経営とその歴史的背景
8欧米型経営とその歴史的背景
9進行する仕事意識の変化とポストモダニズム
10個人主義と仕事意識
11動機付け(モティベーション)理論と自己表現
12仕事意識の国際比較
13在外日本企業のコミュニケーション問題

  

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