2006年度上智大学シラバス

2006/08/08更新
◆開発とジェンダー - (後)
目黒 依子
○講義概要
「開発」という概念には、学術・研究的な側面と政治的・政策的な側面が含まれている。この両面から「開発」についての考察をする上で、開発概念が経済中心の開発から人間中心の開発に移行した背景を踏まえ、「人間中心」の視点に欠かせないジェンダーの視点から、主としてグローバル課題の領域に焦点を置く。講義は質疑を重視し、ジェンダー視点から開発をとらえるアプローチの理解に参加者が積極的に取り組むことを期待する。参加人数によりワークショップ形式をも取り入れる。
○評価方法
授業参画(35%)、リアクションペーパー(30%)、レポート(35%)
○テキスト
開講時に指示。
○参考書
開講時に指示。
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクションー 授業の課題、進め方について。
2開発研究とジェンダー視点。
3開発の政治的側面。
4開発援助の展開とジェンダー視点:国連を中心とする国際社会の取り組み。
5開発アプローチの変化①:経済開発中心の開発から人間中心の開発へ。
6開発アプローチの変化②:「開発と女性(WID)」から「開発とジェンダー(GAD)」へ。
7人間開発のとらえ方。
8開発途上国のジェンダー状況①。
9開発途上国のジェンダー状況②。
10ジェンダー・ギャップの実態把握:論理と方法。
11開発政策の正当性:論理と方法。
12総括。

  

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