2006年度上智大学シラバス

2006/02/23更新
◆教育心理学 - (後)
馬場 久志
○講義概要
今日の学校教育において,児童・青年期の発達や学習過程を理解し,教育的支援を必要とする子どもへの理解を深め,その対応を考えることはきわめて重要である。本講義では,心理学研究から得られた事実と理論に基づいて,子どもと教育の現実問題を検討する。そのために,発達・学習のメカニズムや,障害のある子どもの理解と対応,学力形成と自立への課題,教育評価の機能,教育的支援のあり方などについて論じる。これらを通して,発達と学習・教育の可能性,学校の可能性を探りたい。受講者もともに考えることを望む。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、後期学期末試験(授業期間中)(45%)、中間試験(35%)
○テキスト
使用しない。
○参考書
心理科学研究会編『中学・高校教師になるための教育心理学改訂版』有斐閣選書
大村彰道編『教育心理学I―発達と学習指導の心理学』東京大学出版会
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教育心理学の動機
2発達の原理
3思春期の発達
4学習の理論
5学習の個人差と教育的支援
6学習動機づけ
7学習障害(障害児の理解)
8教育評価
9心理・教育測定
10教育とテスト
11授業
12家庭と児童虐待
13発達・教育の可能性

  

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