2006年度上智大学シラバス

2006/05/15更新
◆心理臨床学Ⅰ - (前)
横山 恭子
○講義概要
これだけ科学技術が進歩しても,「なぜ自分がこのような辛い思いをしなければならないのか」という問に対する答えを見出すことはできない。心理臨床学(臨床心理学)は,このような問に苦しむ人の傍らにいて,その人が自分なりの答えを,自分の内側に見出すことを援助する学問である。この講義では,心理臨床の基本姿勢を中心に,心理査定や倫理についても扱う。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
毎回のリアクションペーパーと試験によって評価する
○テキスト
授業内で、その回ごとに指示する
○参考書
授業内で、その回ごとに参考文献を紹介する
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1心理臨床学とは何か
2心理療法の進め方(1) 聴くこと
3心理療法の進め方(2) 「わかる」ということ、面接の容れ物
4心理療法の進め方(3) 見立て
5心理療法の進め方(4) therapistとclientの関係
6ゲスト・スピーカー:臨床心理士への道のり 心理テスト
7パーソナリティと心理テスト(1)
8パーソナリティと心理テスト(2)
9心理療法の進め方(5) 専門家としての職業的責任 コンサルテーション
10心理療法の進め方(6) 終結
11教育臨床
12病院臨床
13援助者の深層に潜むもの
14試験

  

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