2006年度上智大学シラバス

2006/02/15更新
◆精神科リハビリテーション学 - (前)
藤井 達也
○講義概要
日本において精神科リハビリテーションは、精神障害者の社会復帰活動として展開されてきた。アメリカにおいては、精神科領域の医学的リハビリテーションと心理社会的リハビリテーションが統合されて、精神科リハビリテーションとして発展してきた。日本の精神科リハビリテーションは、過去の歴史から脱皮して、諸外国の理論と実践に学つつ、新たな実践と理論を発展させている途上にある。この日本における精神科リハビリテーションについて、歴史と現状、今後の課題等を、精神保健福祉士の視点から検討する。
○評価方法
出席状況(20%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(60%)
○テキスト
精神保健福祉士養成講座編集委員会編『精神科リハビリテーション学』 中央法規出版/2002年
○参考書
雑誌『精神障害とリハビリテーション』の各号
Psychiatric Rehabilitation Journal の各号
久保紘章ほか編『精神障害者リハビリテーション実践ガイド』日本評論社/2002
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講
可 (精神科リハビリテーションについての事前学習をして受講して下さい。)
○授業計画
1精神科リハビリテーションへの招待
2精神科リハビリテーションの概念と歴史
3基本原則と技法
4精神障害者にとっての精神科リハビリテーションとは
5精神保健福祉士の役割
6精神科リハビリテーションの構成とプロセス
7精神保健福祉士が行う精神科リハビリテーションの現状と課題
8医療機関における精神科リハビリテーションの現状と課題
9地域リハビリテーションの現状と課題
10職業リハビリテーションの現状と課題
11障害者自立支援法時代の精神科リハビリテーション
12精神科リハビリテーションとソーシャルワーク
13精神科リハビリテーションの今後の諸課題

  

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