2006年度上智大学シラバス

2006/03/01更新
◆ドイツ文学特講Ⅸ(現代文学1) - (前)
渋谷 哲也
○科目サブタイトル
20世紀の映像美学とドイツ
○講義概要
19世紀末に発明された映画は、20世紀の社会の激動と深く結びつきつつ芸術的な展開を遂げていった。そこには美学と政治の複雑な結びつきがある。とりわけドイツは2つの世界大戦と東西冷戦の中心点として、映像美学においてもきわめて特殊な刻印を残している。この講義ではドイツ史と映画史を平行してたどりながら、映画が以下に社会や歴史を記録し、フィクション化するかを考察する。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(30%)、レポート(60%)
○テキスト
適宜プリントを配布する
○参考書
授業時に指示する
○他学部・他学科生の受講
否 (興味ある学生の受講は妨げない)
○授業計画
1ガイダンス、問題提起
2映像を読むことについて
3映像と音
4初期映画について
5映画とファンタジー、表現主義映画
6モニュメンタルな表現、ニーベルンゲン、山岳映画
7ナチ時代の映画(1)
8ナチ時代の映画(2)
9戦後の廃墟
10戦後ドイツの新しい映像美学(1)
11戦後ドイツの新しい映像美学(2)
12東ドイツの映像化
13映像美とは? リーフェンシュタールの場合

  

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