2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆漢文学特講Ⅰb - (後)
大島 晃
○講義概要
中国における士人のあり方を考える上で,「隠逸」の問題は重要な視点となる。士人が自己の志や節操を全うするかどうか,その出処進退に関わるものである。そこには,中国の社会的特質が存するが,「隠逸」の精神の伝統は,固有の思想・文学を育む土壌ともなった。日本にも影響を与えた人物について,その代表的作品や文章を取りあげ,「隠逸」の意識を考察したい。
○評価方法
平常の授業の取組み及びレポート等による総合評価。
○テキスト
複写資料が中心となる。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1仕と隠について
2王維
3柳宗元
4蘇軾

  

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