2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆国語学特講Ⅱa - (後)
松岡 洸司
○講義概要
特講では、国語学の分野における研究方法と問題点を解明すべき相互に努力していくことにある。
内容は音韻(ローマ字表記)・文法(体言・用言・副用言・助辞など)・語彙(和語・漢語・外来語)について考察する。範囲は辞書のことだと、日葡辞書・訳鍵・英和対訳袖珍辞書、文法(ロドリゲス、コリヤード、オンヤングレン)などを使い解説する。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(5%)、レポート(75%)
○テキスト
論文をコピーして分析―解説することを目標とするので、教科書はない。
○参考書
宮本孝『日本洋学史』三修社・2004年
松岡洸司『キリシタン語学―16世紀における』ゆまに書房・平成3年
宮地裕編『日本語学(特集テーマ別ファイル)』明治書院・2005年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1通事的研究・共時的研究という方法
2音韻の問題 ①平家物語
3音韻の問題 ②イソポのファブラス
4文法 ①こんてむつす・むんぢ(文語)
5文法 ②抄物・毛詩抄
6文法 ③狂言物(口語)
7語彙 ①辞書・日葡辞書
8語彙 ②辞書・日西辞書
9語彙 ③辞書・英和対訳袖珍辞書
10文体 ①狂言物の一文体
11文体 ②バレト写本の文体
12文体 ③西鶴『日本永代蔵』の文体
13文法 1ロドリゲス『日本大文典』の概説
14文法 2コリヤード日本文典の概説
15文法 3オン・ヤングレン日本文典の概説

  

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