2006年度上智大学シラバス

2006/02/05更新
◆国文学特講Ⅳb - (後)
大輪 靖宏
○科目サブタイトル
俳句研究
○講義概要
日本文学独特の詩形態である俳句をさまざまな角度から考察する。一般人の感覚とどのような点が共通し、どのような点が異なるかを考えることが俳句論では大切なので、常に受講者に設問をぶつけ、答えて貰いながらそれをもとに授業を進める。したがって、常に授業に参加し、考え続けることが受講者にとっては必要になる。その覚悟のある人間だけが履修して欲しい。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(40%)、リアクションペーパー(40%)
○テキスト
使用せず。必要に応じてプリントを配布する。
○参考書
授業において適宜紹介する。
大輪靖宏『芭蕉俳句の試み』南窓社・平成12年再版
川本皓嗣『日本詩歌の伝統』岩波書店・平成3年
大輪靖宏『花鳥諷詠の論』南窓社・平成8年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1俳句における問題点
2俳句は何故短詩形文学として成り立つか(1)
3俳句は何故短詩形文学として成り立つか(2)
4俳句における定型の必要性
5俳句のおける季題の必要性
6俳句における場と挨拶性
7芭蕉の俳句理論
8花鳥諷詠と写生
9俳句の基本的諸問題(1)
10俳句の基本的諸問題(2)
11俳句と和歌
12俳句に何を持ち込むか
13俳句の表現の広がり
14近代俳句の試み
15予備日

  

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