2006年度上智大学シラバス

2006/02/05更新
◆国文学特講Ⅳa - (前)
大輪 靖宏
○科目サブタイトル
西鶴研究
○講義概要
近世の代表的な小説作者である井原西鶴を研究する。西鶴はそれ以前の日本文学の物語形態とはまったく違った新しい文学を作り出した。したがって、その生涯や作品についての講義はもちろんであるが、実際に西鶴文学に触れてみることが大切なので、プリントを配布して、作品講読も行う。講読に際しては、受講者にも、読んで貰ったり、解釈して貰ったりするので、本格的に授業に参加する意欲のある学生の参加を要望する。また、何回かはリアクションペーパーを提出して貰い、これを重視して最終評価を行う。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(40%)、レポート(20%)
○テキスト
使用せず。必要に応じてプリントを配布する。
○参考書
数が多いので授業の進行に応じてその折々に紹介する。
野間光辰『西鶴年譜考證』中央公論社・昭和58年
谷脇理史『西鶴研究序説』新典社・昭和56年
羽生紀子『西鶴と出版メディアの研究』和泉書院・平成12年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1浮世草子の成立
2井原西鶴という人間
3好色一代男の成立
4好色一代男の特色
5好色二代男と好色五人女
6好色一代女
7西鶴諸国咄
8西鶴の武家物
9日本永代蔵の思想
10日本永代蔵の特色
11西鶴織留
12世間胸算用の特色
13世間胸算用の人間像
14西鶴置土産
15予備日

  

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