2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆国語学基礎Ⅰ - (前)
服部 隆
○講義概要
この授業では、国語学を研究する際の視点を、近代日本における「国語」および「国語学」の成立過程を材料にしながら考える。具体的には、明治時代に成し遂げられ、現代語の基礎を築いた「標準語の形成」「言文一致体の成立」という問題を、具体的な資料に即しながら検討するとともに、江戸・明治期の国語研究を概観し、当時の人間がどのような国語観を持っていたかを確認したい。
○評価方法
テスト、および授業への参加状況により評価する。なお、他にレポートを課す可能性もある。
○テキスト
適宜プリントを配付する。
○参考書
授業時に適宜紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1国語史の中の現代語
2標準語と方言1
3標準語と方言2
4標準語の形成1
5標準語の形成2
6明治時代の文体
7言文一致体の成立1
8言文一致体の成立2
9江戸時代における国語研究1
10江戸時代における国語研究2
11明治時代における国語研究
12まとめ―国語と国語意識の形成
13テスト

  

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