2006/02/21更新
○科目サブタイトル |
第二次世界大戦後の「東欧」ブロックの成立
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○講義概要 |
ほぼ十数年前まで「東欧」といえば、ヨーロッパの東という地理的意味よりも、冷戦期における社会主義国家群という政治的意味の方が強かった。第二次世界大戦前までソ連1カ国であった社会主義国家は、第二次大戦後に急速に増加し、ヨーロッパでは東欧に社会主義国家群、西欧に資本主義国家群が併立し、冷戦の火花を散らした。東欧の社会主義の成立には、「ソ連の強制にすぎない」とばかりは言い切れない国内的な要因も存在した。また、東欧各地でのソ連型社会主義国家の建設は一直線に進行したわけではない。本講では、冷戦の進行という国際的条件と、各地での社会変革という国内的条件の相互作用を確認し、「東欧」の成立とゆらぎを考察する。
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○評価方法 |
出席状況(30%)、リアクションペーパー(10%)、後期学期末試験(授業期間中)(60%)
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○授業計画 |
1 | ガイダンス |
2 | 第二次大戦中の東欧問題 |
3 | 特徴とパターン |
4 | ユーゴスラヴィア |
5 | ポーランド |
6 | チェコスロヴァキア |
7 | ルーマニア |
8 | ブルガリア |
9 | ハンガリー |
10 | 急激なソ連化 |
11 | 揺り戻し |
12 | まとめと展望 |
13 | 試験 |
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By:上智大学 学事センター
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