2006/01/31更新
◆西洋史特講(イギリス帝国史の諸問題)Ⅱ - (後)
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平田 雅博
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○科目サブタイトル |
イギリス帝国史からグローバルヒストリーを考える
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○講義概要 |
EUの緊密化やスコットランド、ウェールズの議会復活で「イギリス」の歴史を見る枠組みが揺れている。これらの動きを踏まえて、前期に引きつづき、イングランド中心ではないイギリス史、帝国としてのイギリス史像を考えていく。主要なテーマとなるのは、ポストコロニアルの「新しい帝国史」、世界システム論、民衆文化に注目した新たなオリエンタリズム論、環境史=「生態学的帝国主義論」、レイシズムの歴史などである。
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○評価方法 |
出席状況(50%)、レポート(50%)
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○テキスト |
平田雅博『内なる帝国・内なる他者』 晃洋書房、2004年
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○参考書 |
マッケンジー『オリエンタリズム:歴史・理論・諸芸術』ミネルヴァ書房、2001年 キャナダイン『虚飾の帝国:オリエンタリズムからオーナメンタリズムへ』日本経済評論社、2004年
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○授業計画 |
1 | 新しい帝国史(1) |
2 | 新しい帝国史(2) |
3 | 世界システム論と「帝国」(1) |
4 | 世界システム論と「帝国」(2) |
5 | 世界システム論と「帝国」(3) |
6 | オリエンタリズム論と文化(1) |
7 | オリエンタリズム論と文化(2) |
8 | オリエンタリズム論と文化(3) |
9 | 環境史の可能性(1) |
10 | 環境史の可能性(2) |
11 | 環境史の可能性(3) |
12 | レイシズムの歴史(1) |
13 | レイシズムの歴史(2) |
14 | レイシズムの歴史(3) |
15 | 後期のまとめ |
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