2006年度上智大学シラバス

2006/03/01更新
◆歴史学をめぐる諸問題 - (前)
川村 信三(代表)
○講義概要
史学科は三年次から本格的に卒業論文作成に取り組む段階となる。
その際、「史料」のもつ意味は非常に大きい。初年度から史学研究方法の必須科目を履修し続けた学生が、今度は自分自身で「史料」を繙く段階になったといえる。その助けとして、日本史・東洋史・西洋史各分野の専門家の輪講によって、史学研究における「史料」の具体的な扱い方等を提示する科目を設ける。本年度は、日本史から福嶋紀子氏(松本市資料館研究員)、アジア史(東洋史)分野から岡本さえ氏(元東京大学東洋文化研究所教授)、西洋史から斎藤貴弘氏(元日本学術振興会特別研究員)、文献書誌学の分野から橋口侯之介(成蹊大学講師)諸氏による多角的な史学史料論を展開したい。
○評価方法
出席状況(50%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)
テキストや参考書は、輪講につき、随時各講師から紹介がある。
試験は学期末筆記試験(最終講義日)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1導入 史学研究にとって「史料」の大切さ
日本史史料論(1) (福嶋)4月12日(予定)
2日本史史料論(2) (福嶋)4月19日(予定)
3日本史史料論(3) (福嶋)4月26日(予定)
4アジア史史料論(1) (岡本)5月10日(予定)
5アジア史史料論(2) (岡本)5月17日(予定)
6アジア史史料論(3) (岡本)5月24日(予定)
7アジア史史料論(4) (岡本)5月31日(予定)
8西洋史史料論 (1) (斎藤)6月7日(予定)
9西洋史史料論 (2) (斎藤)6月14日(予定)
10西洋史史料論 (3) (斎藤)6月21日(予定)
11書物の現場から(1)(橋口)6月28日(予定)
12書物の現場から(2)(橋口)7月5日(予定)
13まとめと試験 7月12日(予定)

  

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