2006/04/04更新
○科目サブタイトル |
哲学的正義論 演習文献ゼミナール Ⅰ: 古典的正義論
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○講義概要 |
演習文献講読Ⅴでは、今日哲学的にアクチュアリティーの高いテーマについて、根本的かつ重要な諸テキストを検討・吟味し、参加者皆で議論することにする。今年度は哲学的正義論を年間のテーマとし、前期は古典的正義論を扱う。テキストとしては、古典的正義論の中でも今日に至るまでの影響活動史において最も重要な、プラトンの『国家』第一巻(トラシュマコス篇、及び第二巻の中心部)とアリストテレスの『ニコマコス倫理学』第五巻を扱うことにする。20世紀後半、正義についての哲学的議論は新たなルネッサンスを迎えたが、この議論状況にとってもプラトンやアリストテレスが追究した「正義への問い」の在り方は決定的な意義をもつものである。
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○評価方法 |
出席状況(25%)、授業参画(10%)、レポート(65%)
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○テキスト |
プラトンの『国家』(上)は、各自が大学購買部にて購入すること。 アリストテレスの『ニコマコス倫理学』第五巻は、全集13巻(この邦訳が優れていると考えるので)より演習参加者全員にコピーして配布する。 プラトン『国家(上)』 岩波文庫 青 601 - 7 1979年(初版) アリストテレス『ニコマコス倫理学 第五巻(アリストテレス全集 第13巻 より)』 岩波書店 1973年
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○参考書 |
藤川 吉美『正義論の歴史』論創社 1984年
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○授業計画 |
1 | 導入:哲学的正義論の問題状況
授業の進め方、レポータ担当、学期末のレポートについて |
2 | テキスト読解と批判的検討・ディスカッション(1) |
3 | テキスト読解と批判的検討・ディスカッション(2) |
4 | テキスト読解と批判的検討・ディスカッション(3) |
5 | 〃 (4) |
6 | 〃 (5) |
7 | 〃 (6) |
8 | 〃 (7) |
9 | 〃 (8) |
10 | 〃 (9) |
11 | 〃 (10) |
12 | 〃 (11) |
13 | 総括:プラトンとアリストテレスの正義論の意義 |
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