2006/02/24更新
○科目サブタイトル |
哲学的正義論 演習文献ゼミナールⅡ:20世紀後半の正義論の展開
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○講義概要 |
前期に引き続き、後期には20世紀後半の正義についての哲学的論議において代表的なテキストを扱う。J.ロ-ルズ、M.サンデル(又は A.マッキンタイアー)、O.ヘッフェ等の論文・著作を予定している。先ず20世紀における哲学的正義議論の新たな興隆と論議の扉を開いたロールズの『公正としての正義』(1958)からロ-ルズの構想の基本線を充分に検討したい。その上で、自由主義‐普遍主義的な社会倫理を批判しそれと対抗する共同体主義的な陣営からサンデル(『自由主義と正義の限界』)やマッキンタイアーの正義論上の論調を吟味してゆく。最後にドイツのヘッフェの倫理的パースペクティヴとしての政治的正義の理念の基礎づけの問題構制を扱いたい。
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○評価方法 |
出席状況(25%)、授業参画(10%)、レポート(65%)
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○テキスト |
J. ロールズ『公正としての正義』 木耀社 M. サンデル『自由主義と正義の限界』 産業図書出版 O. ヘッフェ『政治的正義(叢書・ウニヴェルジタス 447)』 法政大学出版局 1994年
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○授業計画 |
1 | 導入:20世紀後半の哲学的正義論ルネッサンスとその議論状況
授業の進め方、レポーター担当、学期末レポートについて |
2 | テキストの読解とディスカッション(1) |
3 | 〃 (2) |
4 | 〃 (3) |
5 | 〃 (4) |
6 | 〃 (5) |
7 | 〃 (6) |
8 | 〃 (7) |
9 | 〃 (8) |
10 | 〃 (9) |
11 | 〃 (10) |
12 | 〃 (11) |
13 | 総括:哲学的正義論の今後の課題 |
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