2006/02/24更新
◆キリスト教思想史(Ⅱ) - (後)
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RIESENHUBER Klaus
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○講義概要 |
中世の思想と文化の全体像をめざし、ローマ帝国崩壊から9世紀のカロリング・ルネサンス、11世紀の福音的刷新、12世紀の修道院文化、13世紀のスコラ学、14世紀の神秘思想と自然科学の登場を通して、15世紀の宗教的諸改革運動に至り、中世におけるキリスト教理解(修道会の理念、一般民衆の宗教心を含めて)を考察し、近世に与えた影響とともに検討する。
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○評価方法 |
出席状況(30%)、レポート(70%) 出席は最低 3分の2以上であること。
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○参考書 |
クラウス・リーゼンフーバー『中世思想史』平凡社ライブラリー 2003年
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○授業計画 |
1 | 古代末期キリスト教:社会・文化・信仰 |
2 | 修道制の起源・理念・事実 |
3 | ヨーロッパのキリスト教化:6-8世紀;アイルランド・イギリス |
4 | カロリング・ルネサンスの文化と宗教(9世紀) |
5 | クリュニー修道院・帝国と教会・福音的生活の理念(10-11世紀) |
6 | 個人の発見と愛の神秘思想(12世紀) |
7 | フランシスコ会・ドミニコ会・諸異端運動(13世紀) |
8 | 修道院文化と大学:諸思想の流れ(12-13世紀) |
9 | スコラ学の代表的思想家(13世紀) |
10 | ドイツ神秘思想の人間像と神理解(14世紀) |
11 | 自然科学の起源・「新しい敬虔」・女性神秘家 |
12 | 中世末期の精神的情況と民衆の宗教性 |
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