2006/01/25更新
| ○講義概要 |
まず動物行動学的見地から人間と動物における「行動」の質的相違を明確にする。ついで、哲学的人間論の立場から人間の特種性（種としての "homo sapiens" の特性）を分析する。その上で、固有の哲学的倫理学の研究に入る。その順序は以下のとおりである。
①東洋古代の倫理学的思想、②古代ギリシア思想としてアリストテレスとストア派、③中世の思想としてアウグスティヌスとトマス、④近代の特徴ある思想として社会契約説と功利主義、⑤カントの義務倫理学、⑥現代の倫理学的諸問題などを問題として考えてゆきたい。
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| ○評価方法 |
出席状況(30%)
試験70％
総合的に評価する
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| ○テキスト |
特に使用せず。随時適切な文書資料を配付する
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| ○授業計画 |
| 1 | 近世の倫理思想：社会契約思想（ホッブズ） |
| 2 | 同上（ロックとヒューム） |
| 3 | イギリス経験論者の「同情」論 |
| 4 | ルソーの倫理 |
| 5 | １９世紀イギリスの功利主義、特にミルの自由論を中心に（その一） |
| 6 | 同上（その二） |
| 7 | カントの義務倫理学（その一） |
| 8 | 同上（その二） |
| 9 | 同上（その三） |
| 10 | 現代の倫理学的諸問題（その一） |
| 11 | 同上（その二） |
| 12 | 同上（その三） |
| 13 | 同上（その四） |
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