2006年度上智大学シラバス

2006/01/06更新
◆教義学演習Ⅲ - (後)
増田 祐志
○科目サブタイトル
現代キリスト論を学ぶ
○講義概要
履修学生からの特段の希望がなければ、本講義では現代のキリスト論の位置、課題、可能性について、ロジャー・ヘイトのテキスト(The Future of Christology)に沿って学んでいく。テキストは平易な英語で書かれているが、神学の予備知識を必要とするので、履修は「イエス・キリスト」科目を並行履修している学生か、単位取得済みの学生に限る。授業形式は、毎回担当者の内容発表とその後のディスカッション。
○評価方法
授業参画(50%)、レポート(50%)
授業参画は出席を含む。レポートとは担当発表者が当日配布するレジメを意味する。担当箇所は授業参加者全員が読了してくること。
○テキスト
Roger Haight, S.J. "The Future of Christology" Continnum, 2005 ISBN 082641764-7
○参考書
Roger Haight, S.J. "Jesus Symbol of God" Orbis Books, 1999. ISBN 1-57075-247-8
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講
可 (十分な英語文献読解力が条件)
○授業計画
110月6日 イントロダクション
210月13日 講義「キリスト論の位置、課題、可能性」
310月20日 発表「イエス研究とイエス・キリストへの信仰」
410月27日 発表「下からのキリスト論の論理」
511月10日 発表「人間の自由のキリスト教的理解」
611月17日 発表「建設的な十字架の神学に向けて」
711月24日 発表「宗教的多元主義に関するカトリックの多元性:ラーナーとスキレベックス」
812月1日 発表「イエスと教会の宣教」
912月8日 発表「正統な多元的キリスト論概説」
1012月15日 発表「キリスト論の二つのタイプ」
1112月22日 発表「キリスト論の未来」
121月12日 発表「『イエス神のシンボル』に対する批判と応答」
131月19日 ディスカッション「キリスト論の未来と可能性」

  

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