2006/02/16更新
○講義概要 |
カトリック教会おける法律の基本的な用語の説明をしながら、法の源泉と変遷、現行教会法の構成とその基礎になっている神学を学び、教会法の存在理由とその意義を考える。旧法典との比較の上に立って、第2バチカン公会議が示した神学および教導職と教会法の関係に焦点を当て、第Ⅱ集「神の民」に示される原則を解説する。実際の教会生活に関する問題意識があることを前提とする。
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○評価方法 |
出席状況(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
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○テキスト |
『「カトリック新教会法典」』 有斐閣 1992年
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○参考書 |
『「第二バチカン公会議公文書全集」』サンパウロ 1986年
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○授業計画 |
1 | 教会法の原典、普遍法とは何か |
2 | 教会法の独自性 |
3 | 使徒憲章「サクレ・ディシプリネ・レジェス」が示す教会法の目的と性格 |
4 | 現行教会法と教導職の関係 |
5 | 1983年教会法の構成 |
6 | 第Ⅰ集から第Ⅶ集までのタイトルとキリストの三職との関連 |
7 | 1983年教会法の対象(範囲) |
8 | 神学と教会法の関係 |
9 | 新約聖書と法 |
10 | 教会における十種類の法の源泉 |
11 | キリスト信者(204~205条) |
12 | 教会内における役割の相違(聖務者・信徒・修道者 207条) |
13 | すべてのキリスト者の義務および権利(208~223条) |
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