2006年度上智大学シラバス

2006/10/13更新
◆聖書ギリシア語Ⅱ - (後)
小林 稔
○講義概要
聖書ギリシア語Iに引き続き、下記教科書を毎週1課ずつこなす。名詞、形容詞の格変化、動詞の人称変化など、暗記すべきことが次の授業でテストされ、希文和訳(と和文希訳)の練習問題が宿題として課せられる。毎日30分(週3時間)の独習時間を取ることが履修条件。日程の変更など詳細は下記ウェブページを参照。
○評価方法
授業参画(50%)、小テスト等(50%)
最終的には実力も勘案するが、練習問題の出来やテストで毎回採点し(欠席は零計算)、これを平均する。欠席は零で計算するので、やむを得ず欠席する場合は一週間以内に届を出すこと。正当な理由と判断した場合は、その日までの平均(=averagea)×その日の全学生の平均÷100で算出する。また2/3以上の出席は必要条件としたい。
○テキスト
土岐健治『新約聖書ギリシア語初歩』 教文館
○参考書
H.W.Smyth "Greek Grammar" Cambridge (Harvard Univ. Press) 1956
H.G.Liddell, R.Scott "An Intermediate Greek-English Lexicon" Oxford (Clarendon) 1968
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~lct60215/06255gr.htm
○授業計画
1①tithēmiの現在幹(現在と未完了、能動と中動・受動)人称変化およびeimiの分詞の格変化、テスト。②§140の練習問題。③第ⅩⅧ課(未来とアオリスト)を説明
2①未来と第一アオリストおよび現在と未完了、能動態・中動態の人称変化、テスト。②§146の練習問題。③第ⅩⅨ課(第二アオリスト)を説明
3①§148とhistēmiの人称変化および§151の格変化、テスト。②§153の練習問題。③第ⅩⅩ課(完了)を説明
4①完了人称変化テスト。②§160の練習問題。③第ⅩⅩⅠ課(完了の中動態・受動態および分詞と不定法)を説明
5①完了の中・受動態(pepaideumai, pepaideumēn)人称変化と能動分詞(pepaideukôs)格変化および完了不定法、テスト。②§165の練習問題。③第ⅩⅩⅡ課(未来とアオリストの受動態)を説明
6①能動態・中動態・受動態アオリスト(epaideusa, epaideusamên, epaideuthên)と未来(paideusô, paideusomai, paideuthêsomai)の人称変化と不定法および分詞についてテスト。②§172の練習問題。③第ⅩⅩⅢ課(分詞の用法)を説明
7①アオリスト受動態分詞(paideutheis)の格変化および分詞構文(分詞の副詞的用法)についてテスト。②§178の練習問題。③第ⅩⅩⅣ課(独立属格と不定法)を説明
8①不定法についてテスト。②§184の練習問題。③第ⅩⅩⅤ課(不定法の用法)を説明
9①テスト。②§187の練習問題。③第ⅩⅩⅥ課(命令法)を説明
10①命令法の人称変化、テスト。②§194の練習問題。③第ⅩⅩⅦ課(希求法)を説明
11①希求法の人称変化、テスト。②§198の練習問題。③第ⅩⅩⅧ課(接続法)を説明
12①接続法の人称変化、テスト。②§204の練習問題。③第ⅩⅩⅨ課(間接話法等)を説明
13①§212の練習問題。②第ⅩⅩⅩ課(条件文等)を説明。§221の練習問題は自習に委ねる

  

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