2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆聖書ギリシア語Ⅰ - (前)
小林 稔
○講義概要
下記教科書を毎週1課(数回は2課)ずつこなし、一年で終える。名詞、形容詞の格変化、動詞の人称変化など、暗記すべきことが次の授業でテストされ、希文和訳(と和文希訳)の練習問題が宿題として課せられる。毎日30分(週3時間)の独習時間を取ることが履修条件。日程の変更など詳細は下記ウェブページを参照。
○評価方法
授業参画(50%)、小テスト等(50%)
最終的には実力も勘案するが、練習問題の出来やテストで毎回採点し(欠席は零計算)、これを平均する。欠席は零で計算するので、やむを得ず欠席する場合は一週間以内に届を出すこと。正当な理由と判断した場合は、その日までの平均(=averagea)×その日の全学生の平均÷100で算出する。また2/3以上の出席は必要条件としたい。
○テキスト
土岐健治『新約聖書ギリシア語初歩』 教文館
○参考書
H.W.Smyth "Greek Grammar" Cambridge (Harvard Univ. Press) 1956
H.G.Liddell, R.Scott "An Intermediate Greek-English Lexicon" Oxford (Clarendon) 1968
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~m-kobaya/06155gr.htm
○授業計画
1第1課(文字と発音)の説明。
2①ギリシア文字の書き方、テスト。②§9と§10の練習問題。③第Ⅱ課(動詞の人称変化と冠詞)を説明。
3①動詞(paideuôとeimi)の人称変化および冠詞の格変化、テスト。②§14と§15の練習問題。③第Ⅲ課と第Ⅳ課を説明(名詞第一・第二変化)
4①名詞(zôê, oikia, thalassa, anthrôpos, dôron, prophêtês, neanias, hodos)の格変化、テスト。②§20と§23の練習問題。③第Ⅴ課(形容詞第一・第二変化)を説明
5①形容詞(hagiosとagathosとprôtos)格変化および属詞的用法、述語的用法についてテスト(冠詞と第一・第二変化名詞の格変化も少々)。②§29と§30の練習問題。③第Ⅵ課と第Ⅶ課を説明(名詞第三変化)
6①第三変化名詞の格変化テスト(格変化表の穴埋めおよび変化した形の分析)。
②§35と§40の練習問題。③第Ⅷ課(形容詞第三変化)を説明
7①第三変化名詞の格変化テスト(格変化表の穴埋めおよび変化した形の分析)。
②§50の練習問題。③第Ⅸ課(中動態と受動態およびデポネンス)を説明
8①直説法現在(能動態、中動態、受動態)の人称変化テスト。②(§57の練習と)§58(および§59)の練習問題。③第Ⅹ課(比較級・最上級と副詞)を説明
9①(mikrosの)比較・最上級の格変化(および副詞)についてテスト。②§71(と§72)の練習問題。③第ⅩⅠ課(人称代名詞など)を説明
10①人称代名詞(egô, sy, autos、含複数)と所有形容詞の格変化、テスト。②§84(と§85)の練習問題。③第ⅩⅡ課(指示代名詞、疑問代名詞、不定代名詞、関係代名詞)を説明
11①指示代名詞(hûtos)と関係代名詞(hos)および不定代名詞(tis)の格変化テスト。②§100(と§101)の練習問題。③第ⅩⅢ課(数詞)と第ⅩⅣ課(前置詞)を説明
12①数詞壱(heis, mia, hen)の格変化テスト。②§112の練習問題。③第ⅩⅤ課(動詞変化総説)第ⅩⅥ課(現在幹の直説法)を説明
13①現在および未完了の能動態と中動態・受動態の人称変化についてテスト。②§132の練習問題。③第ⅩⅦ課(約音動詞とmi動詞、現在幹の不定法と分詞)を説明

  

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