2006年度上智大学シラバス

2006/01/06更新
◆聖書の周辺世界Ⅱ - (後)
増田 祐志
○講義概要
前期の「聖書の周辺世界Ⅰ」に引き続き,ヘレニズム・ローマ社会の歴史と文化を中心に学ぶ。ローマ帝国の宗教はキリスト教の形成に大きな影響を与えている。聖書の周辺世界を学ぶことで,聖書そのものに対する理解は大きく変わるであろう。IIを履修する学生は必ずIを履修していること。
○評価方法
授業参画(30%)、後期学期末試験(授業期間中)(40%)、小テスト等(30%)
毎回の小テスト,グループによる発表,学期末試験を上記割合で採点し,総合評価を決定。クラスを欠席すると小テストは零点として処理される。
○テキスト
E.ローゼ『新約聖書の周辺世界』 日本基督教団出版局 授業中に配布するプリント
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
110月4日   イントロダクション
210月11日  カエサルたちの支配下におけるローマ帝国
310月18日  紀元一世紀ローマ帝国の社会事情・皇帝礼拝
410月25日  ギリシア人とローマ人の神々・民間信仰と宿命思想
511月8日  密議宗教・通俗哲学(スコラ哲学)
611月15日  グノーシス主義(基本構造)
711月22日  グノーシスとヘルメス文書
811月29日  グノーシスとキリスト教
912月6日  試験対策日
1012月13日  筆記試験
1112月20日  答案返却と授業
121月10日  第二神殿時代のユダヤ教とキリスト教
131月17日  ユダヤ人イエス

  

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