2006/01/10更新
○講義概要 |
ナザレのイエスを核とした宗教運動は,ユダヤ教内部から発生してきた。つまり,第二神殿時代のユダヤ教の影響を強く受けている。さらに,キリスト教として発展する際,周囲のローマ文化との受容・拒絶を繰り返している。本講では,第二神殿時代のユダヤ教と,一世紀前後のローマ帝国の文化を理解し,聖書を勉強するために必要な知識を身につける。
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○評価方法 |
授業参画(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(40%)、小テスト等(30%) 毎回の小テスト,グループによる発表,学期末試験を上記割合で採点し,総合評価を決定。クラスを欠席すると小テストは零点として処理される。
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○テキスト |
E.ローゼ『新約聖書の周辺世界』 日本基督教団出版局
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○授業計画 |
1 | 4月12日 イントロダクション |
2 | 4月19日 第二神殿時代とは(講義) |
3 | 4月26日 ペルシア・アレクサンドロス大王・エジプトの支配下のパレスチナ |
4 | 5月10日 シリア支配とマカベア闘争・ハスモン王朝 |
5 | 5月17日 ローマ支配下のパレスチナ・ユダヤ戦争・ハルコクバの反乱 |
6 | 5月24日 黙示思想 |
7 | 5月31日 サドカイ派とパリサイ派 |
8 | 6月7日 ゼロータイと律法学者 |
9 | 6月14日 エッセネ派・テラペウタイ・クムラン |
10 | 6月21日 ヘレニズム世界におけるディアスポラ・セプトゥアギンタ |
11 | 6月28日 アレクサンドリアのフィロン・ヨセフス |
12 | 7月5日 パレスチナとディアスポラ・エルサレム神殿祭儀、シナゴーグ・聖書/律法/伝承・神と人間・未来における救済 |
13 | 7月12日 予備日 |
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