2006年度上智大学シラバス

2006/02/25更新
◆総合演習 - (前)
瀨本 正之
○科目サブタイトル
環境時代の思想形成
○講義概要
本コースでは,教職を志す者の自己統合に資する思想形成を試みる。明確な自覚を伴う通時的配慮が求められる「教育」と「環境」とに軸足を置きながら,自然や生命をどう捉え,他者とどう切り結んでいけば,よりよい未来を拓いていけるかをともに考えたい。「教育者を育てる教育者をめざす」心意気で積極的に参加してほしい。
○評価方法
出席,リアクションペーパー,発表,レポート等による総合評価。
○テキスト
佐藤泰邦/溝口宏平編『モラル・アポリア―道徳のディレンマ―』 ナカニシヤ出版,1998
○参考書
石崎嘉彦/山内廣隆編『人間論の21世紀的課題―応用倫理学の試練―』ナカニシヤ出版,1997
チャールズ・テイラー『<ホンモノ>という倫理―近代とその不安―』産業図書,2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教職者に求められる時代の自覚と思想の形成
2統合の視座:いのちとまじわりの危機
3開設当初の『総合的な学習の時間』?
4テキスト内の一章(たとえば,Ⅰ-5)の担当者による発表―その1―
5テキスト内の一章(たとえば,Ⅱ-8)の担当者による発表―その2―
6テキスト内の一章(たとえば,Ⅲ-11)の担当者による発表―その3―
7テキスト内の一章(たとえば,Ⅳ-17)の担当者による発表―その4―
8テキスト内の一章(たとえば,Ⅳ-19)の担当者による発表―その5―
9テキスト全体を踏まえて「教育」を語り合う
10『総合的な学習の時間』のための外部講師招聘について
11実習(①総合学習現状調査,②ボランティア体験,③環境問題研究)報告
12模擬授業
13「生きる力」をサポートする宗教教育:希望のリサイクリング

  

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