2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆化学と生活Ⅱ-身のまわりの化学- - (後)
猪俣 芳榮
○講義概要
私達の身の回りには、様々な物質があります。それらはすべて元素(原子)の組み合わせからなる化学物質で、地球誕生時から存在する物質もあれば、現時点で合成されつつある物質もあります。化学物質は両刃の剣と、古くからいわれているように、私達の生活を快適にしてきた反面、現在、地球規模での化学物質による汚染が問題となっています。本講義では、化学物質と食品も含めた生活と環境との関わり合いを講義する予定です。
○評価方法
出席状況(40%)、リアクションペーパー(10%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(50%)
授業毎に、出欠確認を兼ねた簡単なリアクションペーパーの提出を課す。(授業時間内)
○テキスト
随時、プリントを配布する。
○参考書
下記にあげる参考書以外に、授業中に他の参考書を示す。
上野景平『身のまわりの化学物質』講談社・ブルーバックス・1991
日本化学会編『暮らしと環境科学』東京化学同人・2004
大竹千代子・猪俣芳栄 他『生活の科学--化学物質の安全性を考える』開成出版・1995
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1化学物質とは-純物質と混合物
2水について-物質の三態変化
3脂肪・糖・タンパク質
4化学物質の右と左
5体の中の微量元素の役割
6化学物質のリスクマネージメント
7食品中の化学物質
8生活用品中の化学物質
9上水・下水・大気汚染
10オゾン層破壊と紫外線による影響
11地球温暖化
12酸性雨と海洋汚染
13リサイクル3R

  

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