2006年度上智大学シラバス

2006/04/17更新
◆化学と生活Ⅰ-物質の理解- - (前)
梶谷 正次
○講義概要
21世紀はまさにケミカルサイエンスの時代です。これまで,我々の生活を豊かにしてきた化学物質が新世紀を迎え,環境問題をはじめ,資源・エネルギー,食糧,医薬,情報やエレクトロニクスなどの先端技術を支える機能性材料などの面で難問題を生み出している。本講は科学を専門としてない学生に,化学物質を理解していただくための基礎的な知識を身近な物質(エタノール,水,二酸化炭素など)を通して講義する。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(30%)、小テスト等(10%)
○テキスト
特に指定しないが,講義中に参考になる本を紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1本講の概要説明と最近興味を持った化学物質についてのアンケート調査
2化学の基礎知識の概説(アンケート調査の結果より取り上げた化学物質を理解するために必要な下記のような基礎知識および考え方を勉強する。)
3(1)原子・分子・モルと化学量論、 (2)元素の性質と分子構造、 (3)化学結合と分子構造
4(4)化合物の分類(有機化合物と無機化合物))(エタノール(お酒)をテーマに有機化合物を勉強する)、
5(5)物質の状態(気体・液体・固体)、
6(6)化学反応速度と化学平衡、 (7)酸と塩基(水をテーマ)
7(8)酸化と還元(水素、二酸化炭素、窒素などをテーマ)、
8(9)その他
9物質の機能性に注目(電気的性質、光化学的性質、磁性など)
10先端技術(液晶、有機EL、燃料電池など)への理解
11環境問題(大気および水質汚染、有害物質、地球温暖化など)への理解
12新聞紙上、TVなどマスコミで問題となったテーマを随時取り上げる。
13補講日

  

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