2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆歴史学Ⅲ(西洋史) - (後)
井上 茂子
○講義概要
本講では個々の歴史現象を述べるのではなく、歴史学というものを全体的に考察する。次のような角度から考察してみたい。
1.歴史の有用性や信憑性はどの程度いえるか。
2.歴史叙述の手がかりである史料とはどのようなものか。
3.ヨーロッパの世界史像はどのように形成され、変遷したか。
4.西洋では歴史学はどのようにして成立したか。
5.日本の歴史学と歴史教育はどのような特徴があるか。
○評価方法
出席状況(30%)、リアクションペーパー(10%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○参考書
授業時に指示する。
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2歴史は役に立つのか
3歴史はどのくらい真実か
4過去を再現する手段(史料)
5史料の信憑性(史料批判)
6史料の収集と公開の歴史
7ヨーロッパにおける世界史像(ヨーロッパ的特徴の形成)
8ヨーロッパにおける世界史像(ヨーロッパ中心主義の確立)
9ヨーロッパにおける世界史像(ヨーロッパ中心主義脱皮の試み)
10歴史学の誕生と制度化
11日本における歴史学と歴史教育
12世界の歴史教育
13まとめと考察

  

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