2006年度上智大学シラバス

2006/02/17更新
◆現代文化としてのスポ-ツⅡ - (後)
コーディネータ 鈴木 守
○科目サブタイトル
フットボールと社会
○講義概要
去る2002年に開催された日韓共催サッカー・ワールドカップが端的に示したように、人はサッカーに感動し魅了される。その感動の輪は容易に競技場を飛び越え、地域や国や世界に広がっていく。一つのスポーツ種目であるにすぎないサッカーが、なにゆえにそのような求心力を示し得るのか。地域社会や国家への帰属意識がますます希薄化する現代社会にあって、サッカーという名の文化装置がそれぞれのアイデンティティの醸成に果たす役割を分析し、そのことを通してサッカー文化の構造と人間及び社会とのかかわりを読み解いてみたい。
○評価方法
出席状況(30%)、リアクションペーパー(30%)、レポート(40%)
○テキスト
鈴木 守/戸苅晴彦 編著『サッカー文化の構図-熱狂の文化装置論-』 道和書院 2004年
○参考書
佐伯總夫 編著『スポーツイベントの展開と地域社会形成-ウインブルドン・テニスからブンデスリーガ・サッカーまで-』不昧堂出版 2000年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2スポーツの理解のために
3ドイツW杯の残したもの
4ドイツ社会とサッカー文化
5多面体としてのサッカー文化
6グローバル化とローカリティ
7サポーターズカルチャー論①
8サポーターズカルチャー論②
9サッカー文化装置論
10フットボール創世記
11ノーサイドスピリッツ
12ポルトガルサッカー物語
13まとめ

  

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