2006年度上智大学シラバス

2006/02/20更新
◆日本人とキリスト教Ⅰ - (後)
髙山 貞美
○講義概要
パウロと親鸞の生涯について素描する。前者は,ダマスコ途上で復活主イエスに出逢い,教会の迫害者から異邦人の使徒へ,その人生が大きく変えられた。後者は,法然上人を介してアミダ仏に出逢い,新たな地平に導かれる。両者に共通する「回心」という宗教体験に着眼しながら,キリスト教と仏教の学問的対話を試みる。
○評価方法
受講態度,出席状況,小テスト,レポート提出により総合的に評価する。
○テキスト
プリントを適宜用意する。
○参考書
授業中に適宜紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロ―全体を眺めて
2パウロの生まれと環境
3回心以前のパウロ―ファリサイ派・教会の迫害者(1)
4回心以前のパウロ―ファリサイ派・教会の迫害者(2)
5パウロの回心―ダマスコ体験
6パウロの宣教―異邦人の使徒
7親鸞の誕生と出家
8親鸞の回心―法然との出逢い
9承元の法難―越後配流
10関東での伝道時代
11京都時代・晩年
12まとめ―比較宗教学の立場から

  

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