2006年度上智大学シラバス

2006/03/05更新
◆カトリック神学入門Ⅰ - (前)
光延 一郎
○科目サブタイトル
カトリックの世界と思想への入門
○講義概要
キリスト教の世界観・人間観・救済観とはいかなるものなのかを、現代カトリック神学者の諸説を参照しながら考察するのが科目の目標です。とは言え、予備知識が皆無の受講者にとってもわかりやすいキリスト教思想への入門コースとなるよう配慮します。身近な問題や基礎的なQアンドA、映像・音楽資料などからアプローチしていきます。受講者のリアクション・ペーパーを重視して、他の学生の意見に耳を傾けることから、互いに学び合いたいと思います。
○評価方法
出席状況(20%)、リアクションペーパー(40%)、レポート(40%)
レポートは、課題文献について2000字以上を中間と期末に二回提出。平常点としてリアクション・ペーパーを重視します。授業の内容について、よく思いめぐらし翌週に提出。評価の基準は、信仰のあるなしではなく、いかによく考えたか、です。欠席4回以上は、不可。
○テキスト
光延編『現代カトリック神学資料集(授業時に配布)』
○必要な外国語
なし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1日本人とカトリック:隠れ切支丹をめぐって
2日本人とカトリック:明治以後のカトリック受容の歴史
3イエズス会とカトリック教育、そして上智大学
4遠藤周作とカトリック:キリスト教文学をめぐって
5今日、神体験とは?
6キリスト教の神とは?
7イエス・キリストとは誰か?
8無神論と神
9哲学・科学とキリスト教信仰
10現代日本におけるカトリック教会の実際

  

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