2006年度上智大学シラバス

2006/02/09更新
◆キリスト教概説Ⅱ - (後)
増田 祐志
○講義概要
歴史を通じて形成されるキリスト教の本質とアイデンティティーを見ていく。イエスの死と,彼の弟子たちの復活体験から発生したイエス運動が,どのようにユダヤ教の枠を突破し,世界宗教へと発展していったのか。ユダヤ教との決別,教会組織の発展,政治とのかかわり,周囲環境からの影響などを確認しながら概観していく。
○評価方法
リアクションペーパー(50%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(50%)
遅刻、授業中の私語・携帯には厳しく対処する。守れないものは最初から履修をあきらめるように。
○テキスト
『新共同訳聖書(旧約聖書続編つき)』
百瀬文晃『キリスト教の本質と展開』 教友社 ISBN 4-902211-07-6
○参考書
上智大学中世思想研究所編『キリスト教史1-11』講談社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
110月5日 イントロダクション
210月12日 原始キリスト教の成立1
310月19日 原始キリスト教の成立2
410月26日 ユダヤ教との決別1
511月9日 ユダヤ教との決別2
611月16日 パウロの宣教
711月30日 異端との戦い(グノーシス主義)
812月7日 正統信仰の形成(ニケア、コンスタンティノーポリ、カルケドン)
912月14日 中世の教会
1012月21日 宗教改革とカトリック宗教改革
111月9日 世界宣教の時代
121月11日 近代の教会(18,19,20世紀の教会)
131月18日 現代の教会(21世紀を超えて)

  

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