2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆発展途上国の人間開発 - (後)
プテンカラム ジョンジョセフ
○講義概要
この科目のねらいは、経済開発から人間開発へという発想の転換を学ぶことである。そのために発展途上国の現状を把握したうえで、開発を阻む貧困や環境問題を分析し、これらの問題を克服する新たな概念として、人間開発の思想を考察する。
そして、道徳・政治・社会・技術・インフラ・経済などさまざまな諸領域における人間開発を可能にする要件を考える。さらに、人間のベイシックニーズと共に人間の安全保障の考え方をふまえ、21世紀の私たちに求められる人間社会を描くことをめざす。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(50%)
出席、発表、ディスカッション、レポート/試験によって成績が決まる。
○テキスト
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『経済開発から人間開発へVol.2「人間開発」』 南芸出版・東京・2005
○参考書
U.N.D.P『人間開発レポート 1990-2005』国連開発計画報告書
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『経済開発から人間開発へVol.1「経済開発」』南芸出版・東京・2001
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~j-puthen/
○授業計画
1トピック・イントロダクション
2開発経済学の思想
3発展途上国の現状と問題 ①貧困
4発展途上国の現状と問題 ②環境
5人間開発の思想
6人間開発を可能にする要件 ①道徳
7人間開発を可能にする要件 ②政治
8人間開発を可能にする要件 ③社会
9人間開発を可能にする要件 ④技術
10人間開発を可能にする要件 ⑤インフラ整備
11人間開発を可能にする要件 ⑥経済
12人間のベイシックニーズ
1321世紀に求められる人間の安全保障
14人間学的開発をめざして

  

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