2006年度上智大学シラバス

2006/02/15更新
◆希望の哲学 - (後)
長島 正
○講義概要
主にV.フランクルの代表的な著作を読みながら,人間にとって欠くことの出来ない根源的な欲求は何か,絶望的な状況においてなおも人を生かしめる人格的な力は何かを,彼らの人間観における「希望」の意味に焦点を当てながら考察する。
○評価方法
授業時の積極的な参加態度,レポートなどによる総合評価。
○テキスト
V.フランクル『夜と霧』 みすず書房
○参考書
O.ボルノー『人間の棲家』めいせい出版
G.マルセル『マルセル著作集4 旅する人間』春秋社
V.フランクル『宿命を超えて 自己を超えて』春秋社
V.フランクル『フランクル回想録』春秋社
E.フロム『希望の革命』紀伊国屋書店
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス:人間にとって希望とは
2V.フランクル:人と思想(導入)
3V.フランクル:『夜と霧』とその背景
4『夜と霧』を読む(1)
5『夜と霧』を読む(2)
6『夜と霧』を読む(3)
7『夜と霧』を読む(4)
8V.フランクルの人間観
9E.フロムにおける希望とは
10ボルノーにおける希望とは
11マルセルにおける希望とは
12音楽作品にみる希望
13文学作品にみる希望

  

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