2006/02/05更新
○講義概要 |
自己と他者の問題は人間再考の鍵といえるが,ここでは,とくに20世紀の思想潮流の中での異なる文化・伝統との関わりないし対話の脈絡から見た他者理解の探求を主眼点としたい。課題の性格からして、なるべく多くの自由討論も試みたいが,講義に関連したレポート課題にも重きをおく。したがって,能動的な参加の姿勢を大いに期待する。
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○評価方法 |
レポートないし筆記試験の他,毎回の簡単なリアクションペーパー・出席状況等を考慮し,総合評価する。
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○テキスト |
開講時に指示するが,適宜にプリントを配布活用する。
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○授業計画 |
1 | プロローグ:現代思想の焦点としての他者論 |
2 | 西洋思想における展開―ヘレニズムとヘブライズムの中で |
3 | 東洋思想における展開―インド・中国思想の中で |
4 | 日本的風土と他者意識(1)和辻の場合 |
5 | 日本的風土と他者意識(2)西田の場合 |
6 | 20世紀の人類史的体験の中で(「アウシュヴィツ以後」など) |
7 | ブーバーの「われ・なんじ」論を中心に(1) |
8 | ブーバーの「われ・なんじ」論を中心に(2) |
9 | ブーバーの「われ・なんじ」論を中心に(3) |
10 | レヴィナスの「他者論」をめぐって(1) |
11 | レヴィナスの「他者論」をめぐって(2) |
12 | レヴィナスの「他者論」をめぐって(3) |
13 | エピローグ |
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By:上智大学 学事センター
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