2006年度上智大学シラバス
2006/02/10更新
○講義概要 |
国際化が進展している今日においても、法は基本的に国家を単位として形成されている。比較法は、こうした世界の様々な国家法について、その共通点と相違点をグローバルに考える学問である。諸外国法について知識を得ることはもちろんであるが、同時に比較の観点を持ち込むことによって、日本法の特質についても一層深く理解できるはずである。講義形式のほか、いわゆる双方向的な授業方法も部分的に採用するので、指定された文献の予習および授業中の積極的な発言が求められる。
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○評価方法 |
後期学期末試験(定期試験期間中)(70%) 出席状況・授業参画(合計30%)および期末に行われる試験の成績を総合評価する。
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○テキスト |
講義計画、参考文献、論点等を集めた教材を用意する。
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○参考書 |
大木雅夫『比較法講義』(東京大学出版会) 五十嵐清『現代比較法学の諸相』(信山社)。 その他の文献は、教材の中で指示する。
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○授業計画 |
1 | 日本法の形成と外国法 日本法は折々に外国法の影響を受けて変還しつつ形成されて今日に至っている。日本法の基本的特質を、外国法継受との関係で捉える。 |
2 | 日本法の形成と外国法 〃 |
3 | 日本法の形成と外国法 〃 |
4 | 日本法の形成と外国法 〃 |
5 | 法系論 世界の法を大きなグループに分類し、それぞれの特徴を把握する法系論は、諸外国法に視野を広げるための基本的作業である。 |
6 | 法系論 〃 |
7 | 法系論 〃 |
8 | 大陸法と英米法の分岐 等しく西欧法に属するものの、相当に異なる法技術を発展させてきた大陸法と英米法を、法技術的な面から分析する。 |
9 | 大陸法と英米法の分岐 〃 |
10 | 大陸法と英米法の分岐 〃 |
11 | 比較実定法 実定法のうち代表的な法分野をとりあげて、具体的に各国の法制度のあり方の相違を探り、その背景を考えてみる。 |
12 | 比較実定法 〃 |
13 | 比較実定法 〃 |
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