2006年度上智大学シラバス

2006/03/06更新
◆商法基礎 - (後)
吉川栄一
○講義概要
 法学未修者を対象として、会社法、手形小切手法を中心に、ビジネスローとしての商法とは何かを理解させることに主眼を置く。商法を学ぶ者は商法の占める領域は広範囲に及ぶので、法体系の全体像(GENERAL)を把握するとともに、そこで成立している商法理論と実際に生起している具体的問題(PARTICULAR)を理解し、整理しておくことが重要である。そこで、本講では、テキストをフォローする中で、重要な判例、実際上の問題点を取り上げて検討を加える。受講者には予習しておくことが求められる。
○評価方法
出席状況(20%)、レポート(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
出席状況、リポ-ト提出および期末試験の成績を総合して評価する。
○テキスト
神田秀樹『会社法[第7版]』 弘文堂、2005年 注意:06年度中に最新版が出る可能性がある。
手形小切手法については、教材を配布する。
○参考書
川村正幸『手形・小切手法[第3版]』新世社、2005年
田中=塩田=内海他編『テキストブック手形法・小切手法』有斐閣、2003年
山下友信=神田秀樹編『商法判例集[第2版]』有斐閣、2006年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1企業間取引の決済方法(手形・小切手法)【7回】
2会社概念【1回】
3会社法総則【2回】
4株式会社の設立【2回】
5株式および新株発行・新株予約権【4回】
6企業の組織と運営(機関)【7回】
7企業会計と開示(計算)【1回】
8株式会社の解散・清算【1回】
9社債の発行【1回】
10組織再編【1回】

  

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