2006年度上智大学シラバス
2006/02/24更新
○講義概要 |
民法第四編「親族」及び第五編「相続」を中心とする、いわゆる家族法の分野を対象とする。講義は、家族法の基礎的・体系的な知識を修得させることを主たる目的とするが、以下の点にも留意する。 第1に、最高裁判例はもちろん、多くの下級審裁判例を扱うことで、家族法の裁判実務の動向を踏まえた講義を行う。 第2に、財産法とからみあった問題(例えば、財産分与・遺産分割協議と詐害行為取消権、遺留分減殺請求権と債権者代位権など)について力点を置く。
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○評価方法 |
後期学期末試験(定期試験期間中)の評点に出席状況・授業参画・中間試験・小テストなどの平常点を加えて評価する(前者を70%、後者を30%とする)。
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○テキスト |
内田貴『民法IV 親族・相続〔補訂版〕』 東京大学出版会、2004年 久貴忠彦ほか編『別冊ジュリスト・家族法判例百選〔6版〕』 有斐閣、2002
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○授業計画 |
1 | 総論、身分行為の成立1 |
2 | 身分行為の成立2 |
3 | 婚姻の効果,内縁 |
4 | 離婚 |
5 | 実子と養子 |
6 | 子の監護をめぐる問題 |
7 | 子・被後見人の財産管理、扶養 |
8 | 相続人と相続分1 |
9 | 相続人と相続分2 |
10 | 遺産の範囲、遺産の共有、遺産の分割 |
11 | 遺言と遺贈 |
12 | 遺留分 |
13 | 相続法と財産法の交錯 |
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