2006年度上智大学シラバス

2006/02/14更新
◆材料工学特論 - (前)
高井 健一
○講義概要
新しい材料の研究開発は、近未来の産業・経済を支える先端産業の一つとして、その発展に大きな期待がかけられている。その基礎となる、金属物理学(結晶学、転位論、相変態、材料組織)、材料熱力学、電気化学を中心に講義する。これらの基礎学問が、実際の新素材開発において、どのように反映されるか紹介する。また、新しい材料が実用化されるまでの研究開発フローを紹介する。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(80%)、レポート(10%)、小テスト等(60%)
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://www.me.sophia.ac.jp/~takai/
○授業計画
1金属物理学とは?
2相変態(拡散変態、無拡散変態)
3相変態(形状記憶効果)
4相変態(超弾性効果)
5相変態(応力誘起変態)
6凝固と平衡状態図
7合金の状態図
8合金の熱処理
9材料熱力学(平衡)
10材料熱力学(反応速度)
11金属電気化学(イオン化傾向、電気化学セル、)
12金属電気化学(電子のふるまい、ファラデー電流と腐食)
13腐食の電気化学(異種金属接触、Pourbaix電位―pH図)

  

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